「医食同源」という言葉、皆さんの耳馴染みのある言葉ではないでしょうか?
この言葉は、古く中国の漢方医学の「薬食同源」からの造語です。
「薬食同源」とは、「五味は、五臓を養う」とされ、バランスの良い食事が体の健康維持につながるという考えです。
記事を書いている私は日本人ですが、普段中国の方々と接していて、この考えは中国の方々にとって日常に溶け込んだ、「当たり前」となっているように感じます。
効能の強い薬をたくさん飲んで体を治すのではなく、漢方などの薬は症状を緩和させる対症療法に用い、根本からの原因療法には、食養生を用いる考え方を持っています。
食事1つ1つもそうですが、飲み物についても普段から冷たい飲み物はあまり口にしません。
夏でも体を壊さないよう、温かいお茶を好みますし、自然に身に付いた健康への習慣なのだと感じます。
食べるものから身体を意識するこの感覚と、中国で古くから大切にされてきた素晴らしい食材を用い、中国名菜敦煌では、薬膳コースとしてメニューに取り入れるよう現在試行錯誤が続けられています。
当然ですが、体に良くても美味しくなくては中国名菜ではありません!
正式なメニューは後日ご紹介しますが、メニュー開発のお写真だけお見せいたします。
ぜひ正式発表をお楽しみください。